◇今回のテーマ 「 IoTと駐車場ビジネス 2 」です。
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○1.今回は、前回を受けて「IoTと駐車場ビジネス」について、少し展開して
お話をしようと思います。
前号で、IoTやAIが世の中の色々な産業に多大な影響を与えるであろうこ
とに関してお話しました。
どこから、どのような形で、駐車場業界にインパクトが及んでくるのか
今のところ最終形は判然としません。
ただIT関連企業がその主役となることは必至です。
ではITに関する技術や経験を有しないわれわれ従来型の駐車場屋はどのよ
うに構えたらよいのでしょうか。
色々な考え方はあるでしょうが、次のように考えるのがシンプルで良いの
ではないかと考えています。
○2.要は、お客様や運営先をしっかりとグリップしておくことに尽きるという
ことです。
技術がどのように変化しても当面は駐車場の需要自体が消えることはない
でしょう。
とすればお客様をしっかりとグリップしておくことの意味は、我々にとっ
ってはお客様との紐帯が命綱であり、お客さんにとっては我々が羅針盤に
なるということです。
新しい革新的な技術やサービスが生まれてきても、なんらかの改良や改善
なしに現場の駐車場にそのまま適用できるなどということはまずありませ
ん。
現場の駐車場と新しい技術やサービスを繋ぐのは私たち従来の業界の人間
であり、経験であり、知恵です。
○3.お客様にとって新しい技術やサービスは分りにくいものです。
またそもそも、必要な情報が的確に入手できるとも限りません。
その様な意味で私たちが常々情報収集、分析、予測を怠らず勉強を続ける
必要があります。
そうすることによりお客様や運営先に本当に有用な情報を噛み砕いて提供
し、またシステム導入のお手伝いをすることが出来ます。
そして双方にとって有用な関係が維持できるのはないかと考えています。
そのことにより我々も生き残っていくことが出来るのです。
今回もお読み頂きまして誠に有難うございました。