◇今回のテーマ 「 人を育てるということ 2 」です。
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○1.前号の続きです。
仕事の基本は「広く、深く、はやく」という話の続きです。
(3)「はやく」はご存知のように「早く」と「速く」の二つの表現があ
ります。
二つとも「時間」を強く意識するということです。
どのような仕事も、時間軸を無視しては成立しません。
仕事を依頼するときも、受けるときも「期限」を確認することが
大切です。
「早く」とは、ここでは早めに取り掛かるということを意味して
います。
まずは問題の全体像を把握し、どのようなプロセスで仕事をしてい
ったら良いかをイメージする。
そのプロセスの中であらかじめ調べておく必要のあることや他の人
に依頼すべきことを最初に早めに済ませておくということです。
それらを済ませておくことにより、あとの進捗は自分だけでコント
ロールできるようになります。
また仕事が発生した最初に、少しで良いので取り掛かっておくこと
です。例えばアウトラインだけでも書き出しておく等です。
これらが良い「段取り」につながります。
よく段取り8割などといいますね。
段取りの悪い人は、決して仕事が出来る人にはなれません。
○2. 「速く」とは、敏速に関わる言葉ですが、ここでは効率を考えることで
時間を短縮することに重点を置いています。
昨今「働き方改革」が盛んに取り上げられますが、効率を意識して、
限られた時間内で速くどのように効果を出していくかということを常
に意識するということです。
その際に大切なことは、この方法は無駄がなくより効率的か、優先順
位は間違っていないか、捨てるべきものは捨てているか、手順を効率
化しているかなどを考えながら仕事をすることです。
以上色々と述べてきましたが、このようなことは基本的なことですが
確実に実行できている人はそう多くはないと思います。
自省を込め、改めて「広く、深く、はやく」を実践していこうと思っ
ています。
今回もお読み頂き誠にありがとうございました。