◇今回のテーマ 「 本年を振り返って 」です。
△▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽ △▽
○1. あっという間に1年が過ぎ去ってしまいました。
しかも私事ですが実姉が8月に癌で亡くなり、公私ともバタバタとしてい
るうちに4回も発行が抜けてしまいました。大変申し訳ございません。
さて今回は駐車場を取り巻く状況がこの1年でどれほど変わったのか考え
てみたいと思います。
いくつか思いつくままに挙げてみますと
自動運転、AI、人手不足、キャッシュレス決済、ETC2.0社会実験、シェ
アサイクル、MaaS・・・
など枚挙に暇がありません。
このようなキーワードを眺めていると
駐車場の今後は、駐車場だけを考えているだけでは駄目だということが
良くわかります。
駐車場を取り巻く状況が、地殻変動を起しているといっても過言ではな
いでしょう。
しかもこれらのキーワードが相互に関連しているということも注目すべ
きことです。
それぞれが独立して存在しているのではなく、相互に深く関係し、ひと
つの大きなネットワークを形成しているようにも思えます。
○2.この中で特に注目すべきは、MaaSだと考えます。
MaaSとは、Mobility as a Service を略したものです。
多様なモビリティサービスをひとつのサービスとして利用者に提供する
ことを意味しています。
かねてから私は駐車場事業は、モビリティサービスの周辺に属する事業
であり、モビリティの再定義により、駐車場事業も根本から変革を迫ら
れると考えていました。
すでに欧米諸国では色々な取り組みがなされています。
日本でもトヨタ、小田急電鉄等いくつかの企業が取り組み始めています。
もちろん日本では、MaaSというコンセプト自体まだまだ新参であり、
今後どのように発展していくかは分りません。
ただIT技術の進歩はそれこそ時間単位の進歩であり、短時日で多くの革
新的な変化が現れてくるでしょう。情報収集は怠り無く行い、しかも
それらの変化が、我々の事業にどのようなインパクトを与えるのか日頃
から考えておく必要があると思います。
MaaSは、いわば構造変化です。
とてつもなく大きな構造変化です。
駐車場が、MaaSが進展していく中でどのような位置付けになっていくのか
興味は尽きません。
今後も継続して観察して参ります。
次回は、もう少し詳しくMaaSを考えて行きたいと思います。
今回もお読み頂き誠にありがとうございました。