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メールマガジン

Vol.53 逆境に生きる 14 (最終回)

○1.酷暑とも言うべきこの夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。お盆休みは寛がれましたでしょうか。

「逆境に生きる」と題して14回を迎えましたが次回からはお題を変えようかと考えています。

今回は「逆境に生きる」シリーズの総括としたいと思います。

そもそもなぜ逆境などというタイトルを付けたのかも忘れてしまいましたが、リーマンショック前後の陰鬱な経済状況を踏まえてのお題だったのかもしれません。

しかしよく考えてみればいつまでも逆境などといっている訳にはいきません。

心境としてはむしろ、順境逆境ともによし、という方が優れているような気がします。

向かい風が吹いていてもへこたれることなく、追い風が吹いていても驕り高ぶることなく、為すべきことを淡々とやり抜くことがすべてのような気がします。

○2.では
我々ビジネスをしている者にとって、為すべきこととは何なのか。

建前に聞こえるかもしれませんが私は、徹底して「お客様第一」を貫くことだと思います。

徹底して、です。

徹底して出来ないようであれば、やらないほうがましだと考えます。

今受け持っている仕事で「お客様第一」を貫くとはどういうことなのか。

それは今自分がおこなおうとしていることが、本当にお客様のプラスになるのか、という視点を常に持ち続けることと言い替えても良いかもしれません。

どんな時代でも、どんな状況でも、この原則を維持していれば大きく間
違うことは無いと思います。

お金を儲けること自体に何らの罪悪も感じる必要はありません。
自分や自分の会社が為した事に対して、その価値に著しく不釣合いな対価を得ることが罪悪的なのです。

それがお客様の満足に十分に見合う対価であれば、たとえ1億円であったとしてもまったく正当な対価といえるでしょう。

○3.変化を恐れないことも、逆境の時代には大切な事といえます。

変化の時代に、変われないことは致命的な欠点となります。

昨日までの常識が通用しない今日。

明日を拓くためにも、常識を疑い、権威を疑う事が必要でしょう。

更に言えば、考えて、更に考えて、もっと深く考えて、考え抜くという姿勢は、これからの時代には絶対的に必要な資質だと考えます。

そして
過去や現在の常識を疑い、考え抜いた先に、新しい地平が開かれていく
のです。

新しい地平を切り開いていくには先を読むことも大切です。

常に少し先を見ながら、これからの社会や経済がどのように展開していくのかを想像しなければなりません。

また先を読むためには、自分の業界だけでなく多種多様な業界の人たちと交流し情報を集めることも大切です。

我々が「新しい」と言っているものの多くは、既存のモノの組合せの結果であることが殆んどです。

今までとは少し違った切り口の、既存のモノの意外な組合せが、世の中を変え、ビジネスを変えていくのかもしれません。

そのような考えで逆境を生きていくことが出来ればまさに逆境もまた順境であり、創造の母であるのかもしれません。

今回もお読みいただき誠にありがとうございました。

次のテーマは未定です。
このところずっと抽象的な精神論みたいなものばかりが続きましたので本メールマガジンの原点に立ち戻って
駐車場業界のトピックスを毎回取り上げていこうと思います。

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○【次号予告】 次回9月号は、「未定」です。