○1.今回は、前回の続きです。
テーマは、駐車場における省エネルギー活動です。
「低炭素社会を目指そう」と声高に叫ばれる現在。
駐車場も、積極的な省エネルギーが必須のテーマであることは間違いありません。
駐車場で出来る省エネルギーといえるものには、どのようなものがある
のでしょうか、或いは考えられるのでしょうか。
【照明器具類】
エネルギーを消費しているものというと駐車場では先ず照明ということになります。
次のような工夫が可能でしょう。
① 駐車場の車室の利用状況を踏まえ、必要に応じて照明器具類の消
灯を実施する(階数やエリアを限定して)。
既に実施しておられる所も多いでしょう。
② 駐車場周りの照明器具類は、タイマーでなくデイライトスイッチに切り替える(まだ明るいうちから点灯することが無い)。
暗くなったら点灯し、明るくなったら消灯するというのが理にかなっています。
③ 蛍光灯などをLEDに切り替える。
省エネの切り札でしょうか。長い目で見ればLEDにすべきだと思います。
これからどんどんコストも下がっていくでしょうから前向きに検討すべき課題です。
○2.消耗品もその対象でしょう。
【消耗品】
① 駐車サービス券などの消耗品をなくし、割引認証機に切り替える。
紙やPET券も重要な資源です。
割引認証機に切り替えることでサービス券の退蔵を防ぐこともできて、一石二鳥と言えるでしょう。
② 定期券をやめ、RFIDや非接触ICカードやETCなどに切り替える。
上記①と同じような理由です。
○3.その他には何があるでしょうか。
① 駐車場内の渋滞を防ぐ。
当然にCO2削減に重要な役割を果たします。
新設駐車場なら、渋滞になりにくい出入口の設置、場内の通路の幅員、車室の取り方など構造的に工夫できることはたくさんあるでしょう。
既設の駐車場では事前精算機を設置し、出口渋滞を回避するということもよく行なわれます。
② 風力発電や太陽光発電により電気を賄う。
屋上などに風力発電や太陽光発電の設備を設置し、自前で電気をつくり、設備用電力として使うということは可能です。
コスト面でどうか、という問題はまだまだ解決されていませんので普及するには時間がかかりそうですが。
このように書いてくると当たり前のことばかりになりました。
失礼しました。
もしこのメルマガの読者の方でこんな工夫をしているとか、こんな風にしたらどうかというアイデアがありましたら是非教えてください。
情報を頂きましたら、皆様にもお教えします。
今回もお読みいただき誠にありがとうございました。
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○【次号予告】 次回11月号は、「駐車場と環境 3」です。