○1.今回は、駐車場とは直接関係のない話題ですが実質的には関連する内容になっているのではないかと思います。
このテーマにしたのには伏線があり、先日顧客から施設内の案内サインをリニューアルしたいんだけれどできる?というご要望がきっかけとなっています。
私たちの会社も駐車場の案内サインを手掛けており全く未経験ではないのですが、車対象の案内ではなく、人対象の案内サインですからどうかなとは思ったのですが、協力業者さんと一緒に取り組めば何とかなるだろうと考え取り組むことにしました。
勿論仕事の幅が広がり、売り上げも上げることができるという意味で是非取り組みたいというのもありますが、少しフィールドの異なる業務に携わることで本来業務への取り組みにも好影響があるのではない
かとも考えた結果なのです。
実際、協力業者さんと初回打合せをしたのですが、やはりというべきか非常に刺激的でした。
〇2.何が刺激的なのか。
彼らがどのような目線で物事を捉えているのか、ということです。
あたりまえかもしれませんが
サインは、シンプルで訴求力がありで、誰にでも分かり易く、明るい
色彩が大切だと言います。
しかもパネルにフレームをつけたり、立派なパネルを製作したりするより、場合によっては壁に直接カッティングシートを張り付けた方が良いというのです。
なぜかと聞くと、施設案内はしょっちゅう変わるんだ、と。
その際、高額なパネルだと、つくり変えるのに費用がかかるので結局安直にテプラなんかで修正するのだ、と。
そんなことを繰り返していると、きれいな施設でもいつの間にか薄汚案内パネルで溢れてしまうというのです。
しかも一番困ったことに、大変見辛いものになり、案内サインとして役に立たなくなるのだ、と。
確かにそうです。
何か剥がれかけたり、汚れたり、薄くなったテプラなどで埋め尽くされた案内サインってとても印象が悪いものです。
そして分かりにくい。
それより定期的にカッティングシートを新しいものに変えて、一新し見やすいものにする方が遥かに優れているということです。
〇3.しかも商売としての面白さもあります。
定期的に(例えば半年に1回)サイン関係を見直し、リニューアルするサイクルができると商売も自動的に発生していきます。
一度に大きな商売をしようとするより、細く長くお付き合いすることこそ商売の真髄ではないでしょうか。
そしてそうすることにより、いつも分かり易くきれいな案内サインが維持できます。
これこそが本質です。
業者も、施設管理者も、利用者も「三方よし」です。
商売の本質に触れたような気がしました。
いかがでしたでしょうか。
今回も読んでいただき誠にありがとうございました。
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○【次号予告】 次回10月号のテーマは、今回のです。