「CASE」車業界の今後

車好きの情報発信 vol.10

パステルの森下です。

今回は、いつもと少し違う内容で、半導体不足について記載します。 最近、このワードをよく耳にすることがあると思います。 近年、半導体は、いろんなものに組み込まれており、半導体不足により多くの生産が滞っています。 

主な原因は、コロナウイルスです。弊社はコロナ対策として、2020年4月にテレワークを導入しました。多くの企業がこの頃にテレワークのためにパソコンを購入したようです。弊社もパソコン購入の際、半導体不足により、早く手配しないと納期がいつになるかわかりません、と言われました。 また、巣籠もりでゲーム機の需要が増え、こちらも商品不足になっていました。 ですが、この頃私は、まだ半導体不足を実感していませんでした。パソコンやゲーム機を購入する予定もなく影響を感じませんでした。ですが、世界では2021年に入り半導体不足が更にひどくなります。

コロナ対策が進み経済が回復していくにつれパソコンやゲーム機以外の商品の需要が高まりました。家電や車の需要が増え、供給不足が出始めました。特に車の供給不足はニュースでも取り上げられ、減産や生産停止している車種も多数あります。先日、車のディーラーで営業担当者から聞いたのですが、納期に1年程度かかる車種が多数あるようです。ひどい車種では5年くらいかかる車種も出ているとのことです。注文したことを忘れてしまいそうです。

そして、私も半導体不足を実感する出来事がありました。駐車場を経営されているお客様から駐車場内の機器の制御がおかしい、と連絡がありました。現地に伺い調査したところ、制御機器が壊れていました。修理のために制御機器を手配したところ、通常1カ月程度で手配できる制御機器が半年以上かかり、全く納期は未定です、との回答がきました。制御機器にも半導体が使われており、制御機器メーカーの生産予定がたたないようです。駐車場業界にも半導体不足の影響が出てきました。

IoTが今後も広がっていき、様々なものに半導体が必要になっていきます。しばらくは、半導体不足が続くと思います。制御機器は突然壊れるので、導入後、年数が経っている機器がありましたら、早めに更新されることをおすすめします。