パステル石戸です。
前回「ビジネスパーソンと学び」というお題でお話ししました。今回は少し詳しく話していきます。
ビジネスパーソンにとって、学んでおくべき事柄はたくさんありますが、その基礎といえるのは、コミュニケーション能力だと考えています。
ビジネスは、言葉や文章のやり取りによって進んでいきます。自分の考えていることを誤解の無いように相手に伝えるとともに、相手の言っていることを正しく理解することが大前提です。
そのためには、「読む」、「書く」、「話す」の3つの能力をバランスよく鍛えていく必要があります。
当社では朝ミーティングを行っています。このミーティングでは、各人が前日の業務活動について順次報告していきます。
このミーティングは、もちろん各人の活動内容の把握と共有が一番の目的ですが、併せてコミュニケーション能力の教育の場としても活用しています。
例えば、ある報告をするに際しては、そのミーティングに参加している人たちの予備知識がどれくらいあるのかをあらかじめ見積もった上で、どこから始めるのか、どのように話すかなどは、非常に重要なポイントです。もし報告者が、参加者にほとんど予備知識がない事柄についていきなり細かなところから話し出したら誰も話を理解できないでしょう。
思いついたことを整理もせずに口に出して散らかった話をし続けたら、結局何が言いたかったの?ということになってしまいます。その意味では、話す内容を短い時間でもよいので整理した上で、正しい順序で話す必要があります。
以上のような当たり前のことでも、実はしっかりと実行できる人は多くはありません。
報告している人間にとっては、一々指摘されるのも鬱陶しいでしょうが、ミーティングでしっかりと実行できないことが、客先では実行できます、などということはあり得ません。
文章を「書く」ことも、全く同じことです。
日々の正しい努力が、能力向上につながるという信念、また会社は教育の場でもあるという信念のもと、嫌がられても日々修練は続いています。
次回は新年1月となります。引き続き「ビジネスパーソンと学び」について述べたいと思っています。
今回もお読みいただきましてありがとうございました。